【さいたま市見沼区】陶器瓦の隅棟取り直し工事|沈下・瓦の浮きが見られた隅棟を軽量化し、地震に備えて補強


既存瓦を再利用し、軽量化と補強で丈夫な棟へ
既存の陶器瓦を再利用した隅棟の取り直し工事を行いました。
施工では、沈下していた隅棟を一度解体し、耐震棟金具や鉄筋を使用して棟を組み直しました。また、これまでの5辺積から3辺積へ変更することで、棟部分の軽量化も図っています。
瓦の結束にはステンレス線を使用し、撥水強力メンドやコーキングによる防水処理も実施。既存瓦はそのまま使用しながら、棟の重さや固定方法を見直し、耐震性・耐久性に配慮した改修を行いました。
施工では、沈下していた隅棟を一度解体し、耐震棟金具や鉄筋を使用して棟を組み直しました。また、これまでの5辺積から3辺積へ変更することで、棟部分の軽量化も図っています。
瓦の結束にはステンレス線を使用し、撥水強力メンドやコーキングによる防水処理も実施。既存瓦はそのまま使用しながら、棟の重さや固定方法を見直し、耐震性・耐久性に配慮した改修を行いました。
CUSTOMER REQUEST
お客様のお悩み・ご要望
屋根の状態が気になっており、このままにしておいて大丈夫なのか不安を感じていました。今後も安心して住み続けられるよう、一度しっかりと状態を確認してもらい、必要な修理について相談しました。
PROPOSAL
屋根職人 布川からのご提案
現地調査では、隅棟を結束していた銅線の劣化・切断、棟内部への土の充填、隅棟の自重による沈下を確認しました。その影響で棟下の桟瓦が浮き上がり、指先が入るほど隙間が広がっている箇所も見られました。
そこで、既存の陶器瓦を使用しながら隅棟を一度解体し、耐震棟金具や鉄筋を使用して組み直す取り直し工事をご提案しました。あわせて、隅棟を5辺積から3辺積へ変更して軽量化を図り、劣化・切断していた銅線に代えてステンレス線で瓦を結束。さらに、撥水強力メンドやコーキングによる防水処理を行い、棟部分の固定方法と雨仕舞を見直しました。
そこで、既存の陶器瓦を使用しながら隅棟を一度解体し、耐震棟金具や鉄筋を使用して組み直す取り直し工事をご提案しました。あわせて、隅棟を5辺積から3辺積へ変更して軽量化を図り、劣化・切断していた銅線に代えてステンレス線で瓦を結束。さらに、撥水強力メンドやコーキングによる防水処理を行い、棟部分の固定方法と雨仕舞を見直しました。
INFO
施工概要
| 施主様名 | さいたま市見沼区 N様 |
|---|---|
| 地域 | さいたま市見沼区 |
| 施工箇所 | 屋根 |
| 施工内容 | 隅棟取り直し工事・漆喰補修工事 |
| 工期 | 5日間 |
| 使用商材・建材 | 既存屋根材:三州産陶器瓦|和形(シルバー色) |
施工前
現地調査では、2階の隅棟を固定していた銅線に劣化や切断が見られ、棟自体も重みによって沈下していました。その影響で棟下の桟瓦が指先が入るほど浮き上がっている箇所も確認。さらに、表面の漆喰には剥がれが見られ、棟内部には土が詰められている状態でした。

三州産陶器瓦の和形(シルバー色)隅棟5辺積 厚熨斗、素丸、カエズ鬼使用

方形屋根頭頂部に立物有り

隅棟銅線結束の為、劣化により切断

棟内部は土充填有り

桟瓦は釘固定無し、桟瓦下にかい土有り

雪止め瓦釘固定有り

軒先瓦も釘固定有り

瓦桟木、アスファルトルーフィングに雨漏り跡無し

表層漆喰剥離、内部は土

隅棟自重で沈下 その為棟下桟瓦浮き上がり

浮き上がりは指先が入る程広い

下屋2か所あり、雨樋も銅製
施工中
既存隅棟の解体
沈下や瓦の浮きが見られた2階の隅棟を一度解体しました。既存の棟内部には土が詰められており、棟内部には土が充填されており、隅棟の自重による沈下が確認されました。また、棟を結束していた銅線にも劣化・切断が見られました。再施工に向けて、棟瓦や内部の土を取り除きながら下地の状態を確認しました。

既存2階隅棟解体

既存2階隅棟解体

耐震棟金具取り付け
耐震棟金具・鉄筋による補強
既存の棟を解体した後、棟を安定して固定するための耐震棟金具と鉄筋を設置しました。従来の銅線中心の固定方法から見直し、鉄筋と熨斗瓦をステンレス線で結束することで、棟全体をしっかり支えられるよう補強しています。

耐震棟金具取り付け

耐震棟金具取り付け

耐震金具に鉄筋取り付け、1段目熨斗瓦鉄筋結束
隅棟の積み直し・軽量化
屋根瓦と棟の取り合い部分に撥水強力メンドを施工し、その上から熨斗瓦を積み直しました。既存の隅棟は5辺積でしたが、3辺積に組み直すことで棟部分を軽量化。屋根上部の重さを抑えることで、地震時に建物へかかる負担の軽減にもつながります。既存の陶器瓦を再利用しながら、耐震性にも配慮して仕上げました。

撥水強力メンド使用

撥水強力メンド使用

鉄筋と熨斗瓦ステンレス線にて結束

1段目厚熨斗上に撥水強力メンド

2段目厚熨斗上に撥水強力メンド使用しステンレス線にて結束

四又部に防水の為、銅板使用

四又部に防止の為、銅板使用

既存隅棟5辺積から3辺積に軽量化

針金を銅線からステンレス線に強度向上

ステンレス線を中吊りに変更、露出を最小に劣化防ぎ結束部をコーキング

四又部にコーキング処理

鬼瓦裏にコーキング処理
漆喰補修
1階の土居熨斗部分では、既存の傷んだ漆喰を剥がし、下地の状態を確認したうえで、撥水強力メンドと漆喰材を使用して補修しています。劣化していた部分を整え、雨水が入り込みにくいよう仕上げています。

1階土居熨斗漆喰工事、既存漆喰剥離

撥水強力メンド、漆喰材使用(2回塗り
コーキング補強(サービス)
銅製の軒樋には、一部に腐食が進んでいる箇所が見られました。そのままにすると雨水が入り込む可能性があるため、今回はサービス対応として、軒樋の腐食部やケラバの結束部を中心にコーキングで補強しました。傷んだ箇所を補強し、雨水の浸入を抑えられるよう整えています。

軒樋腐食部コーキング補強

軒樋腐食部コーキング補強

ケラバ結束部コーキング補強
施工後
担当したスタッフよりメッセージ
SUPERVISOR
この記事の監修者
布川 活治
代表取締役
- お客様へのメッセージ
- 当社は、新築・補修工事の完工件数が累計4万件を大きく超え、5万件に迫る屋根専業の工事会社です。1973年(昭和48年)「1級技能士」の認定、2000年(平成12年)「岩槻市(現岩槻区)優秀技能者表彰」受賞しました。
そして2006年(平成18年)卓越した技能と功績が評価され、瓦葺き工として埼玉県で初めて「優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)」受賞という身に余る栄誉を賜りました。
その後も、2009年(平成21年)には全国技能士会連合会マイスターの認定をいただき、埼玉支部常任理事を務めてまいりました。2014年(平成26年)には彩の国優秀技能者「埼玉の名工」を受章。さらに2018年(平成30年)には、瓦葺き工として県内2人目となる卓越技能章「現代の名工」を厚生労働大臣より受章し、2020年(令和2年)には天皇陛下より「黄綬褒章」という身に余る栄誉を賜りました。
これからも歴史に裏付けられた確かな施工技術を基に、皆様に「屋根の適切な保守管理」をご提案してまいります。




